フェスタ・ジュニーナとは、ポルトガル語で「6月の祭り」意味し、6月中に行われるキリスト教聖者のお祭り。もともとは聖ジョアン・バチスタの祭り(6月24日:火)であったものが、後に聖アントニオの日(6月13日;結婚)、聖ペドロの日(6月29日:雨)も併せて祝うようになりました。
男性は破れた麦わら帽子に髭面、継接ぎだらけの野良着。女性は三つ編み結われたかぶり物と、その頬にはそばかすを書き込み、派手な柄のドレス。そんな田舎風の衣装をまとい、アコーディオンの伴奏に合わせて、クワドリーリャ(quadrilha)と呼ばれるダンスを踊ります。夜には火を焚いて祝う習慣があります。
また、寒い時期ですので生姜やブラジル独特のアルコールのカシャーサー、シナモンなどのスパイスを使った温まる食べ物や飲み物が振舞われたりもします。
6月中旬から下旬に開催され、学校や地域でのイベントとしても催され、特にブラジル北東部で盛んで(特にカルアルとカンピナグランデの2都市)が盛んで、カーニバルよりも大きなお祭りが催されたりもします。
伊賀市多文化共生センターでも、このお祝いで飾りつけをしました。